にぎやかに船渡御 難波八阪神社・夏祭宵宮祭

夜の川面をにぎやかに航行する渡御船団=13日、大阪市中央区の道頓堀川

 大阪市浪速区の難波八阪神社(粟辻勲宮司)で13日、夏祭宵宮祭が執り行われ、夕刻から氏地に当たる大阪・ミナミの道頓堀川で船渡御が繰り広げられた。御神霊を乗せた鳳輦(ほうれん)船を中心に大小22隻約600人の渡御船団が往来し、夜の川面をにぎやかに彩った。

 同神社船渡御保存会(甲斐幸治会長)の主催で18回目。船は湊町船着場から順次出航し、西端の日吉橋から東端の日本橋の間を行き交った。

 神職らが乗った鳳輦船の上では、氏地繁栄などを祈願する「水上祭」があり、多くの観光客らが両岸から厳かな光景を見守った。

 渡御開始前には、天神祭(大阪天満宮)の奉仕で知られる手こぎ船「どんどこ船」が登場し、勇壮な太鼓やかねの音を響かせて宵宮を盛り上げた。

 14日の本宮は、氏地を巡行する陸渡御が行われ、夜は境内で餅まきなどの神賑行事を予定している。

 同神社の船渡御は、かつて天神祭と並ぶ規模を誇ったとされるが、江戸中期以降に途絶。2001年に氏子崇敬者や地元企業・団体の支えで、待望の復興を迎えた。

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