エッジ・ザ・ハルカス 夜間営業 14日から

担当スタッフ(奥)とともに中途半端なイナバウアー

 高さ約300メートルの日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の最頂部で命綱を装着して歩くアトラクション「エッジ・ザ・ハルカス」が、14日から夜間営業を開始する。日中が「スリリング」なら夜は「ロマンチック」とアピールする関係者ら。営業開始を前に本紙記者が体験し、夜空に向かってイナバウアー。やっぱり「怖いやん!」−。

 同アトラクションはあべのハルカスが開業5年目を迎えるのに合わせ、今年3月にオープン。断崖絶壁の上を歩いているようなスリルが味わえるとあって、これまで1万人以上が体験した。

 展望台60階で申し込みを行った後、ヘリポート下のスタンバイスペースで真っ赤なつなぎの「専用ユニホーム」に着替え、命綱を装着。ここでポケットの中の物を全て取り出し、いざテッペンヘ向かう。

■離せない命綱

 階段を上ると、徐々に目の前に広がるキラキラの景色。視界を遮るどころか、身長180センチの記者にとって柵部分は腰のあたりまでで、手すりを握る右手に力が入る。

 スタッフの岩神和哉さん(21)のガイドで、腰回りにロープを通す。まずは目を閉じて柵から身を乗り出し、ゆっくり目を開ける。「うわうわうわうわ」−。

 メインイベントはのけぞって両手を上げるフィギュアスケートでおなじみのイナバウアー。ここまで来たら「ハルカスの舞台」から飛び降りる気概でエイヤー。しかし、命綱から右手が離せない。

■谷町筋は天の川

 天地がひっくり返り「あわわわあわ」と再び半狂乱な記者に、「夜景が空の雲の上に広がる満天の星のようでしょう。ほら谷町筋はさながら天の川」と岩神さん。その冷静さとロマンチックな発想には拍手を送りたい。

 天候が良ければ展望台同様に明石海峡大橋や淡路島、飛行機が関西空港に離着する様子もよく分かるそうだ。やや落ち着きを取り戻すと、この日もライトアップされた大阪城や天保山の観覧車がよく見えた。

 岩神さんは「僕も初めは恐怖心があったが慣れた。最大の特効薬は回数を重ねること」とアドバイス。ハルカスの頂上で愛を叫ぶには、かなり時間がかかりそうだ。

 エッジ・ザ・ハルカス 展望台のガラスの外壁の上に設けられた幅約60センチ、長さ約20メートルの屋外デッキを移動。記念写真1枚付きで料金千円(展望台入場料が別途必要)。身長145センチ以下、200センチ以上は利用できない。夜間営業は午後6時〜午後9時。問い合わせは電話06(6621)0300。

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