議員復職の北口和皇氏、受け入れへ準備 熊本市議会

復職した北口和皇氏のネームプレートが元通りになった議員の出退表示板=熊本市議会棟

 熊本市議会が議決した北口和皇氏の失職が蒲島郁夫知事の裁決によって取り消されたことを受け、市議会事務局などは13日、復職した北口氏が議員活動を再開するための準備を進めた。

 議員の登庁を知らせる議会棟の出退表示板のうち、3月に失職が議決された後で外された北口氏のネームプレートは元通りに。議員控室も久しぶりに清掃された。

 北口氏は議決時にさかのぼって復職。所属委員会も当時と同じ総務委員会に戻る。議会事務局は北口氏が出席していない6月定例会の資料や、5月に議員へ配布したタブレット端末を用意した。

 議決時以降の議員報酬は計408万円。議会事務局は支給に向けて準備を進めているものの、「振込口座を確認したいが、連絡が取れない」(担当者)という。

 一方、議会事務局には同日夕までに北口氏に関する16件の電話があった。大半は「なぜ復職させるのか」など裁決に否定的な声。県にも十数件の電話があり、「行政に物言う議員は必要だ」との意見もあったという。  職員に対する北口氏の高圧的な言動を市は不当要求と認定しており、職員は今後の北口氏の振る舞いに注目している。

 不当要求問題を契機に4月からは議員対応のマニュアルを運用しており、中村英文総務局長は「毅然[きぜん]とした態度を取れずに行政がゆがめられた反省がある。北口氏に限らず議員とは組織で対応することを徹底したい」と話した。(高橋俊啓、馬場正広)

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