富嶽百景「見たかった」 葛飾北斎展始まる 浦添市美術館、9月2日まで

 沖縄タイムス創刊70周年・琉球銀行創立70周年記念企画展「江戸の天才絵師 葛飾北斎~北斎漫画と富嶽百景」(主催・沖縄タイムス社、OCC)が14日、浦添市美術館で始まった。9月2日まで。観覧料は一般千円、小・中・高校生700円。未就学児無料。

 江戸時代に活躍した北斎(1 760~1849年)が、自由闊達かったつなタッチで森羅万象を描いた絵手本「北斎漫画」や、富士山のさまざまな姿を表現した絵本「富嶽百景」など228点が展示されている。中国の冊封使が記した「琉球国志略」を基に、北斎が琉球の景勝地を描いた錦絵「琉球八景」(浦添市美術館所蔵)も19日までの期間限定で特別に展示されている。

 会場には朝早くから、北斎ファンや家族連れが訪れた。うるま市から親子で訪れた高江洲中1年の大湾朝千代さん(12)は「架空の生き物や動物の絵が好き。北斎が描いた夢を食べる貘(ばく)の絵が印象に残った」。母親のひとみさん(43)は「北斎の絵を見て、江戸時代にタイムスリップした感じになった。琉球八景もすごいと思った」と笑顔で話した。

 那覇市から娘の優奈ちゃん(2)と一緒に訪れた儀間早苗さん(42)は「北斎の富士山の絵がずっと見たかった。さまざまな絵があって、娘と一緒にゆっくり絵を楽しめた」と話した。

オープンと同時に多くの人たちが訪れた「北斎展」=14日午前、浦添市美術館

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