救急車も迂回 寸断続く生活道路、神戸市内7カ所で通行止め

通行止めになっている神戸市道夢野白川線。復旧作業が進む=14日午前、神戸市兵庫区滝山町

 西日本豪雨に伴う土砂災害で、神戸市内では主要幹線道路など7カ所、計約20キロで通行規制が続いている。土砂の撤去作業は急ピッチで進むが、規制解除の見通しが立たない区間もある。豪雨から1週間が過ぎても、暮らしに欠かせない道路が寸断された状況に、周辺住民は「回り道も渋滞し、移動の時間が読めない」と早期復旧を待ち望んでいる。

 規制中の道路の一つが、同市兵庫区と須磨区を結ぶ市道夢野白川線(旧西神戸有料道路)。鵯トンネル南側交差点(兵庫区)付近で6日午後に土砂崩れが起き、最大で高さ1メートルの土砂が数十メートルにわたって車道を覆った。トンネル入り口もふさがれたため、市は同交差点から鵯インターチェンジ(北区)まで約3キロを通行止めにした。

 同トンネル付近は1日の交通量が約2万5千台の幹線道路。14日午前も現場には流木などが散乱し、重機で集めた土砂を運び出す作業が続いた。

 鵯越墓園(同市北区山田町)に向かっていた同市須磨区の会社員(60)は「通行止めを知らなかった。タクシーでやっとここまで来たが、神戸電鉄に乗り換えないと…」と困惑気味。現場近くに住む会社員(67)は「西区や三木方面に向かうには遠回りしなければいけない。周囲で渋滞も発生しているし、早く復旧してほしい」と話した。市によると、規制解除は8月中旬になるという。

 同市東灘区鴨子ケ原2でも、のり面が崩れ、道路が寸断された状況が続く。折れた電柱や樹木が道路をふさぎ、約140メートルが通行止めとなったまま。電柱撤去に時間がかかり、開通のめどは立っていない。

 通行止め区間は、多くの患者を受け入れる甲南病院に続く道路のため、救急車や市営バスも迂回して走行。付近に住む男性会社員(50)は「バスで最寄り駅まで通勤するが、いつもより余計に時間がかかる。仕方なく歩くけど、駅に着くころには、もう汗だく」とうんざりした表情を見せた。(若林幹夫、杉山雅崇、那谷享平)

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