ブラックラズベリー、実付ける 金山・試験栽培で初

 金山町は国内では珍しいブラックラズベリーの試験栽培に取り組んでいる。町内の畑では、昨年から育ててきた苗が、黒くつややかな実を初めて付けている。

 ブラックラズベリーは抗酸化物質が豊富に含まれている果実。米国や欧州で盛んに栽培しており、生食や冷凍のほか、ジャムに加工して販売している。町によると、国内で産地化している地域はないという。特色ある健康づくり事業を進める同町は、その健康効果に着目。17年度から3カ年計画で試験栽培を始めた。県最上総合支庁農業技術普及課のアドバイスを受け、7軒の農家がブラックキャップという品種の苗計250本を育てている。

 農事組合法人いずえむの畑=下野明=では、1年前に植えた苗約50本が実を付け、6月末から収穫を始めた。酸味・甘味とも穏やかで、大きいもので直径2.5センチほど。同法人の青柳直希さん(21)は「市場には輸入物しかなく、鮮度の良い国産物を求める声があると聞く。栽培技術を伸ばして数量と質を上げ、販路を開拓したい」と話した。

©株式会社山形新聞社