雑紙アート、お題は七夕 仙台市民「ワケあり雑がみ部」2年目の活動本格化

七夕飾りに雑紙を使う泉区根白石地区の祭りを紹介した講座。部員たちは作品のアイデアを膨らませた

 紙袋や紙箱などリサイクル可能な雑紙でアート作品を作る仙台市民を中心としたプロジェクトチーム「ワケあり雑がみ部」が、2年目の活動を本格化させている。本年度は「紙」で縁のある仙台七夕まつり(8月6~8日)に合わせて作品を発表する予定で、雑紙を使った吹き流しなどの制作が進んでいる。

 本年度の活動は5月中旬に始まった。青葉区のせんだいメディアテーク、市役所本庁舎に設置した専用の収集ボックスから、市民が持ち込んだ雑紙を回収。紙袋、紙箱、包装紙の3種類を素材にアート作品を作り、リサイクルを推進する。

 「部員」は会社員や公務員、主婦、学生、保育園児と多彩で、前年度の参加者を含め約30人が活動する。8月4~8日にメディアテークで開く発表会に向け、毎週金、土曜に同館に集まって吹き流しや七夕飾り、自由作品の制作に取り組んでいる。

 6月上旬には同館であった講座「あらためて知りたい祈りと紙のまつり“七夕”」に参加。仙台七夕に詳しい宮城野区の出版社「風の時編集部」代表の佐藤正実さん(54)を講師に、昔の七夕や七夕飾りの由来などを学んだ。

 佐藤さんは、泉区根白石地区で続く伝統の七夕祭りで、飾りに新聞紙やチラシが使われている事例を写真で紹介し、雑紙と七夕まつりのゆかりを説明した。

 部員の一人、太白区の会社員大森友(とも)遊(ゆき)さん(23)は「発表会に向けて作品のヒントをもらった気がする。昔の七夕飾りも参考にして制作に励みたい」とアイデアが膨らんだ様子だった。

 雑がみ部は、家庭ごみへの混入割合が高い雑紙の回収率を高めようと、メディアテークが市環境局の協力を得て、昨年11月に発足させた。初年度の作品は今年1月に同館であった環境啓発イベント「せんだい資源ナーレ」で展示された。

 部員は随時募集中。入部は無料。1回だけの参加もできる。連絡先はせんだいメディアテーク企画・活動支援室022(713)4483。

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