河北抄(7/14):第100回全国高校野球選手権の宮城大会が…

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 第100回全国高校野球選手権の宮城大会が14日、開幕した。参加するのは67チーム。部員不足などで、2008年の過去最多81チームから徐々に減っているが、球児たちは歴史の重みを胸に今年も全力プレーを見せてくれるだろう。

 13日の第2朝刊で宮城大会の出場チームが紹介された。協力してくれる周囲への思いが込められた主将の談話も多く、東日本大震災で被災、移転した宮城農の主将は「仮設だったグラウンドが4月に完成した。支援していただいた方々への感謝を形にしたい」と意気込む。

 来年5月の新天皇即位で元号が変わるため、平成の全国高校野球選手権は今大会が最後となる。振り返れば平成最初の1989年夏は仙台育英が甲子園で準優勝。関連談話の取材で、15(大正4)年の第1回大会で準優勝した秋田中の主将だった男性に電話したのを思い出す。

 男性は「私たちの頃はボールもグラブも粗末で、今の野球とは比べものになりません」と、現代の球児がうらやましそうだった。第100回の節目に改めてプレーできる喜びをかみしめてほしい。