アメリカミンクを栃木県内で初確認

国内で捕獲されたアメリカミンク(環境省提供)

 県環境森林部は13日、大田原市寒井で、特定外来生物のアメリカミンク1頭の死体を県内で初めて確認したと発表した。近くの那須町の余笹川では、同じイタチ科の哺乳類カワウソに似た動物の目撃情報が相次ぎ、町民有志が調査に取り組んでいる。同部は「同一個体かどうかは何とも言いようがない」としている。

 同部や那須野が原博物館によると、大田原市寒井の那珂川近くの路上で10日、車にひかれたとみられる死体を住民の男性が発見し、11日に同博物館へ持ち込んだ。死体はメスの成獣で頭胴長36センチ、尾長18センチ、体重0・9キロだった。

 アメリカミンクは北米原産。主に水辺に生息し、肉食でカエルなどの両生類、爬虫(はちゅう)類、甲殻類、鳥類などを幅広く捕食するため、生態系への影響や河川、養魚場での漁業被害などが懸念される。これまで北海道や福島県、群馬県などで生息が確認されていた。

 同博物館は「福島県から来た可能性が高い。数年前から那珂川で複数の目撃があり、別の個体がいる可能性もある」とみている。県と同博物館は注意を呼び掛けるとともに、現地調査を行い、定点カメラで監視を強める。

 確認地点周辺から3キロほど離れた那須町内の余笹川でカワウソの調査に取り組む「なす魚類調査クラブ」の代表を務める山田正美(やまだまさみ)副町長は「同じ動物の可能性もあるが、カワウソを探しているので影響はない。今後も調査を続けていく」と話している。

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