障害者の芸術活動支援 伏木に「ばーと◎とやま」開所

 県障害者芸術活動支援センター「ばーと◎とやま」の開所式は14日、高岡市伏木古府元町のアートNPO「工房ココペリ」(米田昌功代表)で開かれ、芸術活動を通じ、障害者の社会参加の拡大につなげる拠点の開設を祝った。

 障害者らの作品は「アール・ブリュット(生(き)の芸術)」と呼ばれ、独創性が美術界で注目を集めている。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国が支援に力を入れている。県もより積極的に支援するため、同センターを設けることにした。

 ココペリは09年に発足。県内の作家を発掘し、月2回ワークショップを開くほか、展覧会を企画するなど障害者のアート活動を支援している。

 先駆的な取り組みが評価され、県から事業の委託を受けた。米田代表がセンター代表を務め、人材の育成、ネットワークづくり、相談窓口の開設、展覧会の開催などに取り組む。「ばーと」は「Be(存在または生)」と「ART(芸術表現)」から、障害があってもなくても、誰もが創作に夢中になれるようにとの願いが込められている。

 開所式には関係者16人が出席。米田代表が「多様性を認め合う社会づくりにつなげたい」とあいさつ。向栄一朗県議、大村政人県障害福祉課長、吉澤実市福祉保健部長、ココペリ理事の長谷川総一郎富山大名誉教授が祝辞を述べた。

 問い合わせはばーと◎とやま、電話070(2643)0796(火曜~金曜)。

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