JR久里浜駅周辺 マリノス軸に整備案示す 市が公表、住民から意見聴取も

横須賀市

整備予定のくりはまみんなの公園

 横須賀市は、横浜F・マリノス練習場の建設を含むJR久里浜駅周辺の整備について住民に説明会を行った。スポーツを核としたまちづくりに向け現在、サッカー場の設置と「くりはまみんなの公園」の自然を継承した代替地について検討している。

 横須賀市は今年1月、サッカー・J1リーグ「横浜F・マリノス」の練習拠点をJR久里浜駅周辺に整備する方針を発表。現在の「くりはまみんなの公園」部分にフルピッチのグラウンド2面(うち1面に観客席を併設予定)とフットサルコート、クラブハウスなどの設置を予定している。市民が利用可能な公園施設は市が整備し、マリノスが専用的に使用する部分についてはチームが負担。マリノスは公園条例の管理許可に基づいた利用料を払う。マリノスと協議しながら2022年の供用開始を目指している。

 今月5・7日に行われた説明会には、2日間で周辺住民ら約120人が参加。市公園管理課や公園建設課、政策推進課等の職員らが、これまでの経緯と整備の考えを示した。

 マリノスの練習拠点建設が予定されている公園と隣接する国有地含めた「スポーツ交流ゾーン」と、JR線を挟んだ東側土地を同公園の代替地として自然を継承した「自然交流ゾーン」の2つを現在、検討中だという。また今後のまち全体の整備計画として、JR久里浜駅のロータリー周辺には商業・レクリエーション機能や行政・医療・福祉機能をもった「複合ゾーン」を検討。市民からの要望も多い、JR線による東西の分断の解消についても、踏切や連絡橋等を設置し回遊性の確保を目指す構想も示した。

 市の担当者は住民らに向け「具体的な日程等は決まっておらず、あくまで検討段階。皆さんの要望を聞いて、参考にしていく」と話した。

公園代替地求める声

 「くりはまみんなの公園」は、もともと地元住民から寄付を受けた土地。市民参加によるワークショップで計画を立案し2012年に自然のまま遊べる公園としてオープンした。

 説明会の後半に設けられた意見・質問の時間には公園利用者の一部から「子どもたちが悠々と遊べる公園がなくなってしまうのはもったいない」などの意見が上がっていた。

 市は今後も説明会で住民から意見を聞いていくという。

市議会会派「研政」市立病院を久里浜に

 JR久里浜駅周辺の整備に関連して、市議会会派の「研政」は、市立病院をJR久里浜駅周辺へ建て替え移転することを今年3月の定例議会で提案している。

 早期の建て替えが必要とされているうわまち病院は、中央病棟と外来棟がともに築50年を超え老朽化が進んでおり、また患者の受け入れが限界に近い状態となっている。こうした背景を踏まえ、定例議会で長谷川昇議員(研政)は「共済病院との競合の解消も必要。手薄な市南部へ移転するべき」と主張。土地利用方針が示されたJR久里浜駅周辺を移転候補地の一つに挙げた。これに対し、上地克明市長は「久里浜駅周辺については検討中。建て替え場所は30年度中に決めたい」と回答している。

 市立病院運営委員会は建て替えについて、今年3月の答申で「現地の場合には工事期間中に診察を行えないこと、また県道から病院までの進入路が狭いため救急車両の通行に支障をきたしていること、建設工事に支障をきたす恐れがあることから、移転も視野に検討」としている。
 

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