ガツガツした感じは一切なし! 小祝さくらが“のほほん” と首位に浮上

ゴーイングマイウェイな小祝さくら(撮影:佐々木啓)

<サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース 2日目◇14日◇イーグルポイントゴルフクラブ(6,588ヤード・パー72)>

首位と2打差の4アンダー・7位タイからスタートした小祝さくらが、5アンダー・ノーボギーの「67」をマーク。トータル9アンダーまで伸ばし、同期の沖せいらたちとともにトップに立った。

前日から5つスコアを伸ばしてトップを捉えた小祝が、そのプレーをおっとり、マイペースの性格そのままに振り返った。3番で奪ったこの日の初バーディについては、「バーディを獲った記憶がないです」と言って報道陣を笑わせる。5番もバーディとして前半で2つスコアを伸ばすと、後半に入っても勢いは衰えない。11番パー5で残り90ヤードの3打目をピン上5mにつけねじ込んでバーディ。さらに13番、14番もセカンドショットをそれぞれ1m、3mにつけさらにバーディを積み重ねた。

しかし、そんなキレのあるプレーにも、「ショットもベタベタにつくわけではなく、チャンスに来ればパターが入ってくれただけで、調子がいいわけではありませんでした」とのほほんと答える。ただ「ノーボギーで2日間回れたのは嬉しかったですね。ボギーになりそうなところを、パーでしのげたので」と結果には満足そうな表情を浮かべた。

明日ツアー初優勝をつかむため必要なものはと聞かれると、1ラウンド平均が30.3469回の83位と苦しむ「パット」と答えた。開幕からパター向上に向け、練習を続けており、先週の「ニッポンハムレディス」で予選落ちした際には、同じく北海道で行われていた男子の「セガサミーカップ」でヒントを求めるため観戦。「男子はパターがうまいと聞いたので」と何かをつかんで帰るつもりだったのだが…、「自分の打ち方と、人の打ち方は違うので…つかめるものはあまりなかったです」と収穫はなし。「自分の打ち方を極めることにしました」と、ここでもゴー・マイ・ウェイを貫く決意を固めた。

今季はルーキーながらすでに19試合を戦い、うち11試合で予選を通過。賞金ランクも約1563万円の33位と、着実に結果を残している。さらに明日は5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」以来となる最終日最終組。ツアー初優勝に向け最高の位置から臨むことになる。

ホールアウト時に自らがトップに立っていることを知らなかった小祝。それを聞かされても「そうなんですか?」と驚く様子も一切見せなかった。このまま、自分のペースを崩さず、“のほほん”とプレーをした先に、新垣比菜に続くルーキー2人目のツアー優勝が待っているかもしれない。(文・間宮輝憲)

©グローバルゴルフメディアグループ株式会社