ウツボかば焼き、天草・牛深の名物に 土用丑の日前に大忙し

ウツボをさばく中村安雄さん
ウツボのかば焼き丼(左)と真空パックにされた商品=天草市

 天草市牛深町で、隠れた名産ウツボのかば焼きが人気だ。土用丑[うし]の日(20日、8月1日)を前に、加工専門店ではウツボをさばく作業に追われている。

 ウツボはアナゴやハモと同じウナギ目の魚。天草では滋養強壮の食材として、湯引きや唐揚げで食べる。

 かば焼きは、地元の3代目うつぼ屋八兵衛の店主中村安雄さん(62)が、5年がかりで2012年に考案。牛深沖で捕れた約70センチのウツボから、2割ほどしか取れない骨のない身を使用する。

 炭火で焼くことで、身はもっちりとした食感となり、まだら模様の皮もあまり気にならない。タレは骨を一緒に煮込んでいる。

 牛深を舞台にした13年の映画「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」の劇中にウツボの炭焼きが紹介され、人気に火が付いた。今では、地域の催しでかば焼き丼を出すと午前中に完売するという。

 「おかげで知名度が上がっている。名産にしたいと他県から勉強に来たこともある。ウナギに負けないおいしさです」と中村さん。真空パック入りで100グラム800円。同店TEL0969(72)4559。(谷川剛)

(2018年7月15日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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