吉田麻也のライバルは”Newメルテザッカー” データで見る199cmの超大型センターバックの魅力

サウサンプトンが獲得したヴェステルゴーア photo/Getty Images

サウサンプトンがボルシアMGから獲得したデンマーク代表DFヤニク・ヴェステルゴーアは日本代表DF吉田麻也のライバルとなるだろう。199cmという規格外のサイズを誇る25歳のDFはチームに何をもたらすのか。

英『Squawka』がデータからヴェステルゴーアの特徴を紹介しているが、何と言っても高さは魅力的だ。2017-18シーズンはブンデスリーガで1試合平均3・2回の空中戦勝利を記録しているが、これはサウサンプトンのセンターバック陣が記録した数字を全て上回る。吉田は2・9回、ヴェスレイ・フートとジャック・スティーブンスは2・2回となっている。高さの面においてヴェステルゴーアがサウサンプトンで最も信頼できる選手になるのは間違いない。

また組み立てでもチームに貢献できる。2017-18シーズンは1試合平均59・8本のパス成功数を記録し、シーズンのトータルパス本数は1913本を記録。これはバイエルンのマッツ・フンメルス、ホッフェンハイムのケビン・フォクトに次いで3番目に多い数字となっている。

弱点があるとするならスピードか。同メディアはゲームを読む能力と適切なポジショニングでカバーしていると伝えているが、やはりスピード自慢のアタッカーを1対1で相手にするのは難しいだろう。プレミアリーグは縦への展開も速く、ここは対応する必要がありそうだ。

同メディアは2m近い高さからアーセナルで活躍したペア・メルテザッカーのようなセンターバック像をイメージしているようだが、サウサンプトンで期待に応えられるのだろうか。

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