活水女子大生 マグネットのデザイン案プレゼン 「平和」「異国情緒」…長崎から発信したいメッセージ込め

 日本航空(JAL)と教育や研究分野で連携協定を結ぶ活水女子大(長崎県長崎市東山手町、湯口隆司学長)の学生30人が12日、長崎から発信したいメッセージを込めたマグネットのデザイン案を学内でプレゼンテーションした。
 4月に開講したキャリア教育講義の一環で、JAL社員の講話などを通して自分の将来像を明確化し、仕事への意欲や課題解決能力を培う初の試み。7チームに分かれ、同社便の搭乗客に、中華菓子と一緒に配布する名刺大のマグネットをデザインする課題に取り組んできた。
 学生たちは、学内関係者やJAL社員らが務める審査員を前に、デザイン決定に至るまでの思いや工夫を発表。中華菓子や製作費用を提供する協力企業からも審査員を招いた。
 審査の結果、ツルや石だたみのイラストを配し「平和」や「異国情緒」を表現したチームが最優秀に選ばれた。同チームの英語学科3年、藤松乃梨佳さん(21)は「たくさんの要素を絞り込むのが難しく、伝え方も悩んだ」と話した。
 各チームが提案したマグネットは全て製作され、21日に長崎空港で7種類計約500個を配布予定。

デザインに込めた思いを発表する学生たち=活水女子大東山手キャンパス

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