長崎県警察学校の学生がお年寄りと交流 「高齢者に寄り添える警察官に」

 長崎県警察学校(福山康博校長)の初任科長期課程の学生52人が11日、長崎県長崎市小江原1丁目の特別養護老人ホーム「長崎の家」で入所者と交流を深めた。

 要介護の高齢者との触れ合いを通して奉仕の精神を養おうと、毎年実施している。学生らは車いすの扱い方を学んだ後、入所者と会話を楽しんだ。歌も披露し、大きな拍手が送られていた。

 入所者の女性(70)は「健康を気遣う言葉を掛けてもらった。有意義な時間を過ごせてうれしかった」と笑顔。島心愛巡査(18)は「高齢者に寄り添える警察官になりたい」と語った。

入所者と交流する警察学校の学生=長崎市、特別養護老人ホーム「長崎の家」

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