元巨人のクロマティ“監督”が初陣飾る 「選手が楽しんでくれるのが一番」

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ゼビオ選抜モントリオールエクスポズを率いるウォーレン・クロマティ監督【写真:荒川祐史】

クロマティ氏はゼビオ選抜モントリオールエクスポズで監督を務める

 軟式野球の第4回MLBドリームカップ全国決勝トーナメントの出場権を懸けた都道府県予選、東京Aブロックの1、2回戦が15日、明治神宮軟式球場で行われ、プロ野球元巨人のウォーレン・クロマティ氏が率いるゼビオ選抜モントリオールエクスポズは、函南クラブに11-2で4回コールド勝ちした。22日の3回戦で東京楽天ゴールデンイーグルスと対戦する。

 ゼビオ選抜は1回、増田と立石がそろってランニング2点本塁打で記録して4点を先制。その裏に1点を返されたが、2回に矢野の2点二塁打、3回にも矢野が2死二、三塁から右中間を破る本塁打を放って加点するなど、4回まで毎回得点する猛打で圧勝した。

 米大リーグ、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)出身のクロマティ氏は、1984年から7シーズン巨人に在籍し、通算171本塁打を記録し、89年には3割7分8厘で首位打者を獲得するとともに最優秀選手にも輝いた。本塁打を放った時の派手なガッツポーズのほか、ガムを大きくふくらませては破裂させる茶目っ気たっぷりの行動で人気を博した。

 クロマティ氏は「ホームランも3本も出たし、選手が試合を楽しんでくれたのが何よりだ」と現役時代と少しも変わらぬ弾けた笑顔で快勝を喜んだ。打席に入りたかったのではと水を向けると「ノー。野球はさんざん楽しんできたから、今は選手が楽しんでくれるのが一番だ」と指揮官らしい言葉で締めくくった。

 ゼビオ選抜はクロマティ氏の下でプレーしたい選手を公募。50人が参加したトライアウト(入団テスト)を経て23人が合格した。

 大会はまず都道府県別にブロック予選を行った後、全国8地区での代表決定トーナメントを実施。さらに東日本(北海道-東北、北信越-関東)と西日本(東海-関西、中国・四国-九州・沖縄)で代表各2チームを決定し、4チームが全国決勝トーナメント(11月24日・明治神宮球場)に進出する。昨年は関東代表の東京バンバータ(東京A)が優勝した。

(河野正 / Tadashi Kawano)