2試合連続コールド勝ちした佐世保工。1回戦と同じく3人の継投で失点を抑え、打線も力を発揮した。東監督は「エンジンのかかりは遅いけど、攻撃も守備も狙い通りだった」と納得の表情だった。
右横手の先発志方が初回に2点を許したが、二、三回を計12球で終わらせる小気味よい投球で流れを変えた。2番手中島が切れのあるスライダーを中心に2回を無失点でつなぐと、六回は大会前に右肩を痛めた野元が登板。「全員三振でいくつもりだった」と最速140キロの直球で押し、2奪三振で試合を締めた。
次の相手は第3シードの長崎総合科学大付。打っても2安打3打点と勝負強さを見せた野元は「チャレンジャーの気持ちで思い切りぶつかる」と闘志を燃やしていた。