<高校野球>春までヘラヘラ…エースに自覚、顔つき変わる 本庄東・瀬田、Bシードに強気の直球勝負

 本庄東の瀬田が5安打1失点で完投。打線は1―1の七回、野口が左翼線へ決勝二塁打を放った。栄北は八回1死一、三塁を逃すなど14残塁。

■自覚と自信の185球/本庄東・エース瀬田

 ピンチに動じない強気の攻め。今大会初先発の本庄東・2年生エース瀬田が、直球を内角にズバズバ投げ込んだ。185球の力投で1失点完投。Bシード栄北に競り勝ち、「勝ててうれしい」と大粒の汗を流しながら表情を崩した。

 九回以外、毎回得点圏に走者を背負った。1点リードの八回は1死一、三塁から2死満塁のピンチを迎えた。しかし、「監督から『同点でいいから、思い切り投げろ』と言われ、強気の直球勝負でした」と無失点。田中監督も「度胸が座っている」と手放しで褒めた。

 身長171センチ、体重78キロの投手らしくないポッチャリ体型。ランニングは「ぼちぼち」とあまり好きではなさそう。しかし、春先からエースの自覚が芽生え、20キロの重りを積んだタイヤ引きを黙々とこなしてきた。スタミナに自信をつけ、監督には「300球投げます」と宣言。田中監督に「春まではヘラヘラしてたが、顔つきが変わった。最後まで瀬田でいこうと決めた」と言わせるまでに成長した。

 秋も春も地区予選敗退のチームが16強進出。「次も気持ちで投げる」と一戦必勝を誓った。

本庄東―栄北 最後の打者を打ち取り雄たけびを上げる本庄東のエース瀬田=県営大宮

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