【高校野球】東邦は9回に大逆転勝利 大阪桐蔭はコールド勝ち…100回大会夏の地方予選

春夏連覇を目指す大阪桐蔭が初戦を突破

昨夏まで2年連続出場の秀岳館は3回戦敗退

 全国各地で繰り広げられている第100回全国高等学校野球選手権の地方大会は、この日は強豪校が勝利を掴んだ。東兵庫大会では報徳学園が伊丹西に7回コールド勝ちし、西愛知大会では今春の選抜出場校・東邦が9回に大逆転勝利を飾った。16日に各地で行われた主な試合結果は次の通り。

○西愛知・東邦11-8中部大春日丘
今春の選抜に出場した東邦が、3点ビハインドで迎えた9回裏にドラマを見せた。9回1死一、二塁で、梅田が起死回生の同点3ランを放って追いつくと、そこからさらにチャンスを作ると、今度は梶田がサヨナラ3ラン。11‐8で勝利した。

○岐阜 県岐阜商11?4大垣西(7回コールド)
名将・鍛治舎巧監督が新監督に就任した県岐阜商が、夏初陣となった2回戦・大垣西戦で11-4の7回コールド勝ちを収めた。2回に3点を先制されたが、その裏に一挙4点を奪って逆転に成功。その後、リードを広げて突き放した。

○京都・乙訓2-1京都成章(延長12回)
今春の代表校と、昨夏の代表校が対戦した注目の一戦は、両チーム1-1のまま試合は延長戦に突入。タイブレーク突入寸前となった延長12回、乙訓は1死二、三塁から12回を1人で投げ抜いてきた9番・川畑が左前タイムリーを放ちサヨナラ勝ちを収めた。

○北大阪・大阪桐蔭9-0四條畷(7回コールド)
春夏連覇を狙う大阪桐蔭は、先発したエース柿木が7回無失点の好投を見せると、今秋ドラフトの注目でもある根尾が2打席連続タイムリーを放つ活躍で、危なげない勝利を収めた。

○東兵庫・報徳学園9-2伊丹西(7回コールド)
今秋のドラフト注目の小園海斗内野手が4打数2安打1打点の活躍。さらに、阪神・糸井嘉男のはとこにあたる糸井辰徳外野手が3打数3安打3打点と爆発し、2回戦を突破した。

○東兵庫・滝川第二5?4西宮今津(延長13回タイブレーク)
滝川第二は1点を追う8回に同点に追いつくと試合は延長戦へ。延長12回でも決着がつかず無死一、二塁から始まるタイブレークに突入。滝川第二は高島の2点タイムリーで勝ち越しに成功すると、その裏を1点でしのぎ初戦を突破した。

○熊本・熊本工10-3秀岳館(7回コールド)
昨夏まで2年連続で夏の甲子園に出場していた秀岳館が3回戦で姿を消す波乱となった。秀岳館は初回に守備の乱れが重なって4点を失うと、4回には5点を奪われ、大量リードを許す。打線は熊本工・先発の林に抑え込まれ、涙を呑んだ。

(Full-Count編集部)

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