「満天白清」エース級へ 子牛の霜降り歴代最高値

次世代を担う種雄牛として期待が高まっている「満天白清」(県提供)

 種雄牛の遺伝的能力をみる検定で、西都市鹿野田の和牛繁殖農家・楠瀬功(54)、美恵子(55)さん夫婦が生産した「満天白清(まんてんしらきよ)」から交配して生まれた牛の枝肉が、霜降りの度合いを示す数値で本県歴代トップの成績を記録した。肉質、重量ともに優れ、県有種雄牛の中でエース級になる可能性も秘める。2010年の口蹄疫で多くの家畜が犠牲となった西都・児湯地域から次代を担う種牛が出現したことに、畜産関係者は期待を膨らませている。

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