看護の日々連載 病の悩み「寄り添いたい」

上杉さんの自宅に設けた桃ちゃんの服や靴などを飾るコーナー。きょうだいは毎晩寝る前に桃ちゃんに手を合わせるという=宮崎市

 宮崎市の薬店経営、上杉省栄さん(45)の次女で、18トリソミーという遺伝子疾患のある桃子ちゃんの誕生と、家族一丸で向き合った看護生活をつづった本紙生活情報面の連載「桃ちゃん日記」が、15日付で終わった。桃子ちゃんが生後5カ月で亡くなって2年が過ぎ、執筆した上杉さんら家族は「連載は桃ちゃんの生きた証し。自分たちが苦労したからこそ、同じ状況で悩む人に向けて発信し、一人じゃないよと寄り添いたい」と話している。

© 株式会社宮崎日日新聞社