新日鉄住金室蘭製鉄所、親子工場見学会開く 鉄の魅力を発信

 新日鉄住金棒線事業部室蘭製鉄所(執行役員所長・米澤公敏氏)はこのほど、親子工場見学会を開催した。当日は午前と午後の2回に分かれ合計31人が参加。普段は見ることができない鉄の製造現場を見学し、鉄への理解を深めた。

 これは身近にある鉄の製造工程を見学することで、鉄やものづくりの魅力を発見する機会を提供しようと小学校4年生以上を対象に企画したもの。参加者は概要説明を受けた後、高炉と棒鋼工場を見学。高炉では溶けた鉄が流れ出る様子を窓越しに眺め、棒鋼工場ではまだ熱を帯びている棒鋼の製造ラインを見学した。また、見学後には「室蘭製鉄所で造られる鉄の特徴は」、「鉄を造る中で出てくるスラグは何に使われるの」といった鉄がわかるクイズ大会もあり、正解した子供達にはボルタをプレゼント。参加した子供達からは「鉄を丈夫につくるために、いろいろな工夫があることが分かった」、「とても身近なところに鉄がたくさんあり驚いた」などの声が聞かれた。

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