認知症 生活習慣で防ぐ 適切な運動、食事を 熊本市でセミナー

「第64回肥後医育塾」で会場からの質問に答える登壇者=熊本市中央区

 市民向けの医療セミナー「第64回肥後医育塾」が16日、熊本市中央区の熊本テルサであった。「治す認知症!」をテーマに、熊本大医学部などの医師4人が登壇し、「早期の診断や生活習慣の改善で治療や予防に取り組もう」と呼び掛けた。

 肥後医育振興会と化学及血清療法研究所、熊日が主催し、市民約450人が参加。熊大大学院神経内科学分野の中根俊成特任教授、中島誠特任教授、植田光晴講師と熊本託麻台リハビリテーション病院(同区)の平田好文理事長が講師を務めた。

 植田講師は認知症の45%を占めるアルツハイマー病について講演。ベータアミロイドなどタンパク質の「ごみ」が、脳にたまって起きるメカニズムを解説し、「加齢や生活習慣病が原因。適切な運動や食事、十分な睡眠で、脳にたまりにくくなる」と述べた。

 認知症の30%は脳内の血管が詰まったり、破れたりする脳卒中が原因。中島特任教授はたばこや高血圧などが脳卒中を引き起こす仕組みを説明した。

 頭部に髄液がたまる「特発性正常圧水頭症」、血がたまる「慢性硬膜下血腫」など手術できる病気や、レビー小体型認知症などの説明もあった。(林田賢一郎)

(2018年7月17日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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