アントニオ・コンテ監督を解任し、マウリツィオ・サッリ氏を新指揮官として招聘したチェルシー。
早速、ナポリからイタリア代表MFジョルジーニョを引き抜いたが、今後補強が進むことだろう。
ここでは、『sportskeeda』によるチェルシーの補強候補たちを見てみよう。
ドリース・メルテンス(ナポリFW/ベルギー代表)
メルテンスがナポリ加入から3年間で決めたリーグ戦の得点数はわずか22点だった。
だが、2016-17シーズンに全てが変わった。ゴンサロ・イグアインの移籍もあり、最前線にコンバートされると、シーズン28ゴールと得点力を開花させたのだ。
それ以降の彼は全く後退していない。31歳になった昨季は22ゴールを記録。サッリは彼との再会を熱望しているだろう。
メルテンスの値札は予想よりも安価で、2700万ポンド(40億円)ほどとされている。
今夏はワールドカップに集中していたが、大会後に去就を明らかにするとも。ナポリ残留に傾いているともいわれているが…。
レオン・ベイリー(レヴァークーゼンFW/ジャマイカ)
チェルシーのメインウィンガーは、ペドロとウィリアンだ。前者は30歳で、後者は29歳。2人は若くないし、チェルシーは質のあるウィンガーを迎え入れる頃合いだ。
退団が噂されているエデン・アザールは、サイドよりも中央でプレーすることが増えてきた。それもチェルシーがベイリーを引き抜くべきもうひとつの理由だ。
この若きウィンガーは昨シーズン爆発した。ブンデス25試合に先発し、9ゴール6アシストをマーク。
どちらのサイドでもプレー可能だが、左をより好む。彼は左利きであり、そのドリブルスキルによってバッタバタとDFたちを抜き去ることができる。
また、アルバロ・モラタらFW陣が大いに気に入るであろうクロスも供給可能。さらに、プレースキッカーとしても優れており、長距離から相手GKを脅かす。
20歳にして巨大な才能を見せているベイリーをチェルシーはすぐに確保すべきだ。
マウロ・イカルディ(インテルFW/アルゼンチン代表)
アルバロ・モラタはプレミアリーグ1年目で苦戦。序盤は得点を量産したが、その後大幅に調子を落としてしまった。
一方、イカルディはセリエAで爆発。34試合で29ゴールを叩き出すなど、昨季は欧州最強のストライカーのひとりだった。
インテルは彼に対するオファーに耳を傾けるとも伝えられており、チェルシーは確保するために全力を尽くすべきだ。
イカルディはゴール前で冷静で、不発だったモラタとの交換は歓迎されるだろう。また、彼はヘディングにも優れているが、その点はモラタとジルーも同じだ。だが、そういうことではない。
イカルディはモラタやジルーよりはるかに多才であり、彼はまだ25歳だ。チームをアンストッパブルにするであろう彼の確保にチェルシーは向かうべきだ。