特殊鋼製ボルト・ナットの竹中製作所、ロシアの大学生らが工場見学

 特殊鋼製ボルト・ナットメーカーの竹中製作所(本社・東大阪市、社長・竹中佐江子氏)に12日、近畿大学が短期受入しているロシアの大学から教員や学生らが訪れ、工場を見学した。

 工場見学を前に竹中社長は「遠いロシアから当社にお越しいただき、大変うれしく思う。是非、当社の技術を見学していただきたい」と英語で挨拶。

 その後、多品種を生産するボルト事業の切削工場や表面処理工場などを学生らは視察。また、同社が製造するフッ素樹脂コーティング『タケコート1000』などの製造工程を参観した。そのほか、耐久性などを測る万能引張試験やシャルピー衝撃試験機などを見学した。

 工場見学後は質疑応答が行われ、竹中製作所が進める本社工場のオートメーション化や、同社が2年前に共同出資してUAEに設立したTMEの事業内容などについて説明があった。

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