ホテルリゾネックス名護(株)、民事再生法申請 海を望むリゾートホテルとして有名

 ホテルリゾネックス名護(株)(TSR企業コード:952014386、法人番号: 9360001012207、名護市山入端247-1、設立平成14年9月、資本金1000万円、小橋川聡社長)は7月13日、那覇地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は後藤孝典弁護士(虎ノ門後藤法律事務所、東京都港区西新橋1-5-11、電話03-3591-7377)。
 負債総額は債権者498名に対して約48億円。

 マンション分譲業者のリゾート部門が分離独立する形で設立され、本社同所にて「ホテルリゾネックス名護本館」(客室数141室)を経営、このうち50室は県内法人が客室を所有するオーナーズホテルで、海を望むリゾートホテルとして一定の知名度を得ていた。平成23年には隣接地に地上9F・客室数56室の「ホテルリゾネックス名護東館」を約10億円で建設。26年3月には那覇市前島の「ホテルリゾネックス那覇」(旧ホテルシティーコート、客室数84室)を約7億円で買収するなど業容を拡大し、28年3月期の売上高は約14億円を計上していた。
  しかし、東館の建設およびホテルリゾネックス那覇の取得に伴う借入金に加え、分離独立に際して金融債務の負担割合が係争に発展し、新たに約28億円の負担が生じる可能性が出てきたことから、今回の措置となった。

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