新鮮ミカンの摘果体験を神奈川県大井町で ポン酢造りも

 ミカン農家の摘果作業を手伝う農業体験会が22日、大井町で開かれる。同町相和地区の活性化と環境保全に取り組む住民らでつくる「相和もりあげ協議会」の主催で、参加者を募集している。

 摘果しないミカンは小ぶりで商品価値が下がるが、高齢化や人手不足で手が回らないのが現状。こうした困り事を町内外の人が参加する農業体験を通じて解決し、交流人口の拡大と地域活性化にもつなげる試み。

 当日は、天気が良ければ横浜ランドマークタワーまで見える高台のミカン畑で摘果を手伝う。収穫した青ミカンでポン酢を造るほか、ジュースや菓子の材料として持ち帰ることもできる。

 ミカン農家の深澤功さん(69)は「ぜひ摘果に来てほしい。青ミカンのフレッシュ感も味わって」と呼び掛けている。

 また21日には「ブルーベリー摘みとパフェづくり体験」も催す。

 21日は午前10時半、22日は午前10時に町農業体験施設「四季の里」(同町柳)に集合。いずれも試行料金として1人千円で先着30人(ミカン摘果は高校生以上)。問い合わせ・申し込みは、同協議会事務局(町地域振興課)電話0465(85)5013。 

たくさんの実を付けた深澤さんのミカン畑=大井町赤田

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