『FourFourTwo』は14日、「ロシア・ワールドカップで最も残念だったワーストイレブン」という記事を掲載した。
15日に全ての日程を終え、1ヶ月に及ぶ大会の幕を下ろしたワールドカップ。出場した32チーム全ての結果が決まり、各選手はそれぞれの場所へと帰っていく。
この大会で最も期待に沿えない結果に終わってしまった11名の選手とは?
GK:ダビド・デ・ヘア(スペイン)
プレミアリーグのファンは彼の一貫性ある輝きに慣れている。しかし、ポルトガル戦では彼の手からクリスティアーノ・ロナウドのシュートがこぼれてしまった。
彼にとって唯一のミスではあったが、イラン戦、モロッコ戦ではほとんど出番がなく、ロシア戦ではPK戦で活躍できずに終わっている。
右サイドバック:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ)
厳しい統括にはなるが、彼はこのワールドカップを自分の評価を高めるために使うことができなかった。
メキシコ戦ではイルビン・ロサーノに裏を徹底して狙われた。スウェーデン戦、韓国戦では改善したが、クラブでのレベルは下回った。
センターバック:ジェラール・ピケ(スペイン)
ポルトガルとスペインの試合が3-3の引き分けに終わったあと、メディアではクリスティアーノ・ロナウドが目立っていたが、ピケの疑わしさも話題にされた。
モロッコ戦でも退場しなかったのは幸運だったし、ロシア戦での不可解なハンドは世界的な選手がやるようなプレーではなかった。
センターバック:ジェローム・ボアテング(ドイツ)
ドイツ代表の守備を支えるはずの彼は、パートナーのマッツ・フメルスとともにメキシコ戦の後大きな批判を浴びた。
その試合では全体的な悪さを言い訳にできたが、スウェーデン戦ではどうか。あの退場は間違いなく正当だった。
左サイドバック:ラファエル・ゲレイロ(ポルトガル)
彼はEURO2016でポルトガル代表の優勝メンバーであったが、2年前の輝きを再現することに苦しんでいた。
モロッコ戦ではノルディン・アムラバトに苦しみ、ウルグアイ戦ではカバーニのマークを外して失点してしまった。
センターハーフ:サミ・ケディラ(ドイツ)
メキシコに0-1で敗北した時、彼は相手の勢いを止めることが全くできなかった。前半を通してポジションは高すぎたし、単純に走れなかったし、ダイナミズムを取り戻せなかった。
スウェーデン戦でメンバーから外されたのは驚きではなかった。しかし韓国戦では再び使われ、また不確実性を見せた。彼の今後はかなり厳しいのではないか。
センターハーフ:ハビエル・マスケラーノ(アルゼンチン)
34歳の職人は現在中国超級リーグでプレーしているが、前回と同じようにこのワールドカップでもメンバー入り。しかしこの4回目の出場は、彼の衰えをハッキリと感じさせるものになった。
クロアチア戦の惨敗よりも、彼はナイジェリア戦がひどかった。最終的には勝てたが、最も経験豊富な選手だとは思えないプレーだった。
センターハーフ:ピオトル・ジエリニスキ(ポーランド)
ポーランドはまさにロシアで最も残念なチームだった。最初の2試合で連敗。グループHで最も強いと目されたが、その期待を完全に裏切った。
その中でジエリニスキは全く輝けなかった一人だ。ナポリのプレーメーカーは明白な才能を持つが、仲間に大きなチャンスを導くことができなかった。
右FW:トーマス・ミュラー(ドイツ)
クラブレベルでわずかに出番が減少し、難しい2年間を耐えてきた。しかし、ワールドカップで活躍してきた彼の一貫性を疑うものはいなかった。
ただ、メキシコ戦とスウェーデン戦では全く役に立てず、韓国戦ではメンバーから落とされた。途中出場してからも、意味があるプレーではなかった。
CF:ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)
ロシアでのレヴァンドフスキは、バイエルン・ミュンヘンと比べてお膳立てが少ないことを嘆いていたが、だとしたら予選での活躍は何だったのか。自分だけで取ったものだというのか。
彼はセネガルとコロンビアとの試合で相手に恐怖を与えるようなプレーを見せられず、270分でわずか3本しか枠内シュートがなかった。
左FW:ウスマヌ・デンベレ(フランス)
フランス代表はどんどん勝ち進んでいったが、大会のスタートは全面的に納得できないものだった。エンバペ、グリーズマン、デンベレの3トップは全く機能しなかった。
ペルー戦とデンマーク戦でも執行猶予期間を貰ったが、彼は全くチャンスに絡めず。フランスの調子が上がるのと反比例するように、彼は出番を減らしている。
GK: ダビド・デ・ヘア
DF: ラファエル・ゲレイロ
ジェローム・ボアテング
ジェラール・ピケ
ヨシュア・キミッヒ
MF: サミ・ケディラ
ハビエル・マスケラーノ
ピオトル・ジエリニスキ
FW: トーマス・ミュラー
ロベルト・レヴァンドフスキ
ウスマヌ・デンベレ
一見すると非常に強いチームだけど…いい選手だからといってワールドカップで活躍できるかどうかは分からないものだ。