六郷満山の魅力を熱弁 東京で開山1300年記念講演

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対談で語るいとうせいこうさん
対談で語るみうらじゅんさん

 【東京支社】六郷満山開山1300年記念講演会が17日、東京・築地の浜離宮朝日小ホールであった。国東半島宇佐地域・六郷満山開山1300年誘客キャンペーン実行委員会の主催。定員350人に対して約1500人が応募。サテライト会場も設け計約800人が聴講した。朝日新聞社と大分合同新聞社の共催。

 三河明史実行委員会長(国東市長)が「ぜひ現地で国東文化のさまざまな魅力を体験して」とあいさつ。日大芸術学部の金子啓明客員教授(元興福寺国宝館長)が基調講演で「日本人は外来の文化を受容し、豊かで繊細な文化を築いてきた。六郷満山で始まった神仏習合文化も表現が非常に優れており、いま再評価され始めている」と解説した。

 修正鬼会や峰入り、ケベス祭りなど、地域に伝わる独特な風習をスライドを使って紹介した両子寺(国東市安岐町)の寺田豪淳法嗣は、修正鬼会で自身が「鬼」となって民家を訪れた体験をユーモラスに語った。

 仏像ブームの火付け役として知られる作家のいとうせいこうさんとイラストレーターのみうらじゅんさんが対談。一緒に六郷満山を訪れた旅で出会った人や食について、ユニークな考察を交えながら軽妙な掛け合いで聞かせた。「地方の仏には独特の味わいがある」と、長安寺(豊後高田市)の太郎天像や両子寺の仁王像の魅力について熱弁を振るい、会場を沸かせた。