北外輪への道、復旧工事進む 年度内完了へ

復旧工事を終えた阿蘇市の市道木落線ののり面。路面も補修されていた=阿蘇市
草原が広がる北外輪山の道沿いからは熊本地震前と変わらず阿蘇五岳(後方)の絶景が広がっていた

 熊本地震で被災し、阿蘇市一の宮町中通と北外輪山の県道阿蘇公園菊池線をつなぐ阿蘇市道木落[きおとし]線の復旧工事が順調に進んでいる。地震後、中止されている「阿蘇カルデラスーパーマラソン」のコースの一部で、本年度内に完了予定。17日、工事現場を訪ねた。

 市道は延長7・8キロ。地震で路面の亀裂やのり面の土砂崩れなどが大まかに12カ所で発生し、国の激甚災害指定を受けて外輪山の麓側の3・5キロ区間で工事を進めている。総事業費は2億2670万円の見込み。

 工事は麓側と山側の両方から順次進め、のり面は既に1カ所を残して終了。工事を終えた現場は、コンクリートの吹き付けや植生マットで補強され、路面もきれいに舗装されていた。

 ただ、路面の一部は老朽化や昨年7月の大雨で傷んだまま。人が走るのには不適で、市は「(地震被害以外は)激甚指定を受けられないが、今後、補修を検討したい」と説明した。  周囲に広がる草原の中を通る道から望む阿蘇五岳や阿蘇谷の田園風景の絶景は、地震前と変わりなかった。

 カルデラマラソンのコースで、同じく地震で被災した南阿蘇村の県道河陰阿蘇線は既に復旧。来年の4年ぶりの開催に向け、コースの問題は解消できそう。

 大会事務局の阿蘇広域行政事務組合は「コース以外にも課題があり、大会実施の可能性を調査中」とし、構成する7市町村長らによる12月の実行委員会で開催の可否が判断される。(岡本幸浩)

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