潜伏キリシタンの見どころ紹介 客室乗務員マップ作成 ORC機内で配布

 オリエンタルエアブリッジ(ORC、大村市)の客室乗務員(CA)が世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をテーマに手書きのガイドマップを作成。14日から機内で配布を始めた。
 2016年の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、翌17年の「鎮守府」などの日本遺産に続く第3弾。過去2回が好評だったため発行数を前回の約3万部から4千部増やした。A3判の四つ折り。
 CA全12人が分担し、県内の各構成資産に出向いて情報収集。見どころやお薦めグルメを紹介し、潜伏キリシタンの歴史を9こま漫画で解説した。色鉛筆で彩った温かみも特長。制作者の一人で同社客室1課マネジャーの坂口慶(ちか)さん(33)は「現地で学び、地域の方と交流して感じたことを搭乗客に伝えることで、来訪が続くようになればうれしい」と話した。

手書きのガイドマップを見せるORC客室乗務員の坂口さん=県庁

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