金属建材の菊川工業、パンチング加工アルミルーバー発売 機能性、意匠性重視の2種

 建築物の金属製内外装工事を手掛ける菊川工業(社長・宇津野嘉彦氏)は13日、網目と網目の間が広い刻み幅に、新たにパンチングを施したエキスパンド・メタル「ラタン RATTAN」を開発したと発表した。この「ラタン」を新たな金属ファサードおよびルーバーのラインアップに加え、今月23日から販売する。

 「ラタン」は、アルミを使ったエキスパンド・メタルで、可能板厚は1・5ミリ、可能寸法は幅1250ミリ×長さ4千ミリ。刻み幅を広くしたエキスパンド・メタルのデザイン性と日除けとしての環境性や視線をさえぎるなどの機能性に加えて、透過性を高めることで建物の内部からの視界を損なうルーバーの問題点を解決した新製品。新デザイン「ラタン」は、ルーバーとしての機能性を重視したパターンと、ファサードとしての意匠を重視したパターンの2種類を開発。営業活動用に、パンチングの有無を比較できるサンプル帳を用意し、施主をはじめ設計事務所・デザイナーなどの顧客からの採用を目指す。

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