原爆殉難者追悼 神職ら80人参列 平和公園

 県内の神職らによる「長崎原爆殉難者追悼慰霊平和祈願祭」が17日、長崎市松山町の平和公園であり、関係者約80人が参列した。
 鎮西大社諏訪神社(同市上西山町)主催。原爆で各神社の多くの氏子が犠牲になったことから、神道形式でみ霊を慰めようと2012年から毎年開いている。今回で6回目。
 平和祈念像前に設けた祭壇に、神職と参列者が一斉に祝詞を唱和。諏訪神社のみこ2人が平和の世の中を願う「浦安の舞」を厳かに奉奏した。
 同市三重町の三重大神宮神社の禰宜(ねぎ)、岩松正高さん(39)は「当時命を落とされた方を思い、これからの世界平和を改めて願った」と話した。

平和への願いを込めた「浦安の舞」を厳かに奉奏した諏訪神社のみこ=長崎市、平和公園

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