ロシアワールドカップでベスト16敗退に終わったアルゼンチン代表は、最後までチームの形を見つけることができなかった。攻撃陣もネームバリューこそあれど、ゴンサロ・イグアインやセルヒオ・アグエロも十分な働きをしたとは言い難い。大会前にはセリエA得点王のマウロ・イカルディを招集しないのはおかしいとの意見も多かったが、サイドからクロスを放り込む展開になる場合はイカルディのような嗅覚と強さを持つストライカーが欲しかった。パウロ・ディバラも上手く活かせず、イカルディも招集しなかった代表監督ホルヘ・サンパオリの判断は間違っていたと言われても仕方がないだろう。
伊『Calciomercato』によると、イカルディの妻ワンダ・ナラ夫人もサンパオリのメンバー選考には不満があるご様子。夫人はイカルディこそアルゼンチン最高のゴールゲッターであり、ロシア大会で結果の出なかったチームに変化を希望している。
「サンパオリがマウロを招集しなかったことは驚きではない。彼は他の選手を求めていたからね。ただアルゼンチンはワールドカップで結果が出ず、チームは新しい監督を必要としている。マウロこそアルゼンチン最高の9番であり、彼は偉大なリーダーで大きな才能を持っているのよ」
イカルディはまだ25歳。新生アルゼンチンのエースストライカーになることは十分に可能だ。妻からアルゼンチン最高のストライカーと称えられる男に4年後こそチャンスがくるか。