【MLB】大谷の1号→可愛すぎる「サイレントトリートメント」、前半戦ベストHRに選出

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

地元テレビ局が映像付きでアンケート「前半戦お気に入りのエンゼルスのホームランは?」

 MLBは前半戦を終え、オールスターウィークに突入した。地元テレビ局では、リーグ4位となる130本塁打が飛び出したエンゼルスの前半戦のホームラン格付け企画を行い、大谷翔平投手の可愛すぎるメジャー初本塁打が堂々のトップ独走となっている。

「今夜はホームランダービーかもしれないけれど、今季すでに多くの大飛球が飛び出した。どれがあなたの前半戦お気に入りのエンゼルスのホームラン?」

 ワシントンのナショナルズ・パークで地元ナショナルズのブライス・ハーパーが初制覇を果たした16日(同17日)のホームランダービーの前にアンケート企画を行ったのは、地元テレビ局「FOXスポーツウェスト」の公式ツイッターだった。

 ここで選出された前半戦の最優秀ホーマー候補は4本。1本目に登場している大谷のメジャー第1号が、日本時間17日時点で得票率57%と堂々のトップを独走している。

 大谷は4月3日(同4日)の本拠地インディアンス戦で「8番・DH」で先発出場。ホームデビュー戦の第1打席で圧巻の一撃を放った。同点の初回2死満塁で打席に立つと、相手先発右腕トムリンの暴投で勝ち越し。なお2死二、三塁の好機で、2ボール2ストライクから右中間へメジャー1号となる豪快な3ランを放った。

衝撃の1号はその後の「サイレントトリートメント」で伝説に“昇華”?

 二刀流のスーパースターが放った衝撃的な一発は、その後の抱腹絶倒な展開で伝説へと“昇華”した。

 ダイヤモンドを1周してダグアウトに向かった大谷はヘルメットを脱ぎ、喜びを分かち合おうとしていた。だが、チームメートは顔色一つ変えずにフィールドを見つめている。両手でハイタッチのジェスチャーを続けた大谷だが、誰も反応してくれない。たまらず大谷はイアン・キンズラー内野手に抱きついた。キンズラーは思わず爆笑すると、荒々しく殊勲の男を抱きしめる。チームメートはこれに続き、もみくしゃにしながら祝福した。

 二刀流の記念すべき第1号、そして、メジャー恒例の「サイレント・トリートメント」。大谷の可愛すぎる反応は全米でも大ニュースになっていたが、エンゼルスファンから圧倒的な支持を受けて、前半戦のベストホーマーとなっている。

 一方、現時点での2位はマイク・トラウト外野手が6月11日(日本時間12日)の敵地シアトル戦で放った459フィート(約139.9メートル)弾で、3位は大谷が5月8日(同9日)の敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ戦前の打撃練習で放った伝説の3階席弾となっている。4位は4月4日(同5日)の本拠地インディアン戦で延長13回にザック・コザート内野手が放ったサヨナラソロ弾が選ばれた。

 4つの候補のうち2つが大谷。しかも、1つは打撃練習での柵越えと、やはり注目度は抜群に高い。(Full-Count編集部)

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