先日ナポリからチェルシーに移籍することが決まったイタリア代表MFジョルジーニョ。彼は一時マンチェスター・シティ加入が間近だと言われていた。
この数年プレミアリーグの「買い手」として力を持つ両チーム。その間で獲得競争が繰り広げられたのはこれが最初ではない。
『Squawka』は、チェルシーとマンチェスター・シティの間で取り合いとなった5名の選手を特集した。
5位:ダニーロ
勝者:マンチェスター・シティ
移籍金:2650万ポンド(およそ39.39億円)
ジョゼップ・グアルディオラ監督が2年目の夏に直面した課題は、サイドのディフェンスを見直すことだった。
パブロ・サバレタ、ガエル・クリシ、アレクサンドル・コラロフらは2015-16シーズンに苦戦し、交換が必要だった。
多くの右サイドバックをターゲットにしたが、ダニ・アウヴェスはPSGに奪われた。そこでダニーロをレアル・マドリーから引き抜いた。
ダニーロは後に「チェルシーとシティの間で選択するのは簡単だった。ペップが電話をかけてきてくれた時、自分がやらなければならないことがわかった」と話している。
4位:ジョン・ストーンズ
勝者:マンチェスター・シティ
移籍金:4750万ポンド(およそ70.61億円)
チェルシーは2015年の夏、エヴァートンからストーンズを獲得するためにベストを尽くした。2000~4000万ポンドの間で4回の入札を行ったという。
しかしエヴァートンはストーンズの保持に尽力し、残留させることに成功。その1年後、マンチェスター・シティへと移籍することになった。
ストーンズは「ペップがクラブに誘ってくれるとき、それは思いがけないものだ。彼から学ぶ機会が得られることは大きかった」と話した。
シティではレギュラー獲得にやや苦戦しているが、リーグ優勝を24歳で経験。まだまだ伸びしろは大きい。
3位:カイル・ウォーカー
勝者:マンチェスター・シティ
移籍金:5300万ポンド(およそ78.78億円)
2017年の夏にマンチェスター・シティのターゲットとされた多くのサイドバックの一人が、このカイル・ウォーカーだった。
トッテナム・ホットスパーで大活躍を見せた彼は、シティの衰退していた守備ラインにスピード、ダイレクト、エネルギーを足せる明白な選択肢だった。
支払われた金額は非常に大きかった。チェルシーのアントニオ・コンテ監督によれば、匹敵する額は出せなかったという。
「我々はウォーカーを獲得しようとした。しかし正直に言って、今は各選手が高価過ぎると思う」
2位:カルロス・テベス
勝者:マンチェスター・シティ
移籍金:2550万ポンド(およそ37.91億円)
マンチェスター・ユナイテッドがクリスティアーノ・ロナウドを失ったあと、カルロス・テベスもチームを離れる意思を示した。
彼は最終的に同じ街のマンチェスター・シティへ移籍することになり、いろいろな議論を巻き起こした。
代理人(正式にはアドバイザー)のキア・ジューラブシャンはその際、「シティとチェルシーがおそらくテーブルに乗っている2つのクラブだ」と話していた。
1位:エデン・アザール
勝者:チェルシー
移籍金:3600万ポンド(およそ53.51億円)
リールに所属していたエデン・アザールは、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーの3つのクラブと個人合意していたと明かした。
彼の代理人は「もはや交渉の段階にはない。すべての当事者と合意に至った」と話していた。あとはアザールの判断のみだった。
その時チェルシーはチャンピオンズリーグで優勝したばかりで、それが大きな影響を与えたという。