橋脚や護岸、腐食懸念 硫黄山噴火3カ月・長江川水質悪化

硫黄山の噴火後に非常に強い酸性となっている長江川の上流の小川=18日午前、えびの市・えびの高原

 霧島連山・硫黄山(1317メートル)の噴火から19日で3カ月となるが、噴火後に白濁したえびの市の長江川の水質は強い酸性となったままだ。一時は改善する傾向が見られたが、西日本豪雨をもたらした大雨で水質は再び悪化。現在の強い酸性の状態が長期化すれば、橋脚や護岸のコンクリートが腐食される恐れもあり、専門家たちは中和剤の使用や河川の構造物を含めた継続的な監視を求めている。

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