「水の中では自由になれる」。生後10カ月で視力を失った小野智華子選手は小1で水泳と出合い、どんどんのめり込んだ。地道な努力を積み重ね、やがて世界と戦えるパラスイマーに成長した。
パラリンピックは12年ロンドンで念願の初出場を果たし、16年リオでは2大会連続出場。ともに100m背泳ぎで見事8位入賞を飾った。しかし、小野選手はその結果に満足はしていない。自身3度目のパラリンピックとなる2020年東京を目標に、さらなる高みを目指している。
好きな言葉は「自分に負けない」。きつい練習から逃げず、あきらめずに、もっとタフに戦えるよう練習する。「2020年には世界新の記録を出して金メダルをとりたい」と力強い。
現在、小野選手は23歳。夢にはまだ続きがあるという。自分を乗り越え、誰よりも速くゴールにたどり着いた時、きっと新しい自分に出会えるはずだ。
小野智華子(おの・ちかこ)
1994年10月2日生まれ 23歳 北海道出身
あいおいニッセイ同和損害保険 所属
2012年ロンドン・パラリンピック100m背泳ぎ8位入賞
2016年リオ・パラリンピック100m背泳ぎ8位入賞
目標は2020年東京パラリンピックに出場し金メダルを獲得すること
視覚障がいS11クラス
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