「いじめで転校」 熊本市出身の元県立高生、救済申し立て

人権救済の申立書を提出後、報道陣の質問に答える男性の母親(右)=18日、熊本市中央区

 熊本市の県立高校に通っていた時に同級生から、いじめに遭ってうつ状態になり、転校を余儀なくされたとして、同市出身の男性(19)が18日、県弁護士会に人権救済を申し立てた。

 申立書によると、男性は2015年に入学後、同級生から髪形などをからかわれるようになった。「髪を燃やしてやろうか」と脅されたり、水泳の授業でプールに沈められたりしたほか、学校行事で仲間外れにされるなどしたため、2学期以降、通学できなくなったという。2年生に進級後も、同級生に過去のいじめを校内で広められたため、登校できなくなり自宅に引きこもったという。17年2月に通信制高校に転校。現在は大学進学のため県外の予備校に通っている。

 男性の母親(53)は「息子の名誉を回復してもらうとともに、いじめ再発防止のため、学校側の対応の問題点を明らかにしてほしい」と語った。

 県教委は「内容を確認した上で対応を検討する」、高校は「申立書の内容を把握していないのでコメントできない」としている。

 同会の人権擁護委員会が申し立てを受理した場合、必要な調査を進め、人権侵害が確認されれば高校や県教委に勧告などをする。(山口尚久、臼杵大介)

(2018年7月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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