「緑化フェア」誘致へ 熊本市の女性職員らアイデア練る

全国都市緑化フェアの誘致に向け、立田山憩の森を視察する女性職員のプロジェクトチーム=熊本市北区

 2021年度に開かれる全国都市緑化フェアの誘致と成功を目指し、熊本市の女性職員だけでつくるプロジェクトチーム(PT)が会場予定地の活用法や改善点を探っている。女性の視点でアイデアを出し合い、誘致に向けた基本構想に生かしてもらう。

 4月に発足したPTは30~40代が中心で、事務職のほか学芸員、土木、建築などの専門職の計10人で構成。月1回程度の会合を重ね、フェア誘致の基本構想を検討する有識者の委員会にアイデアを報告している。

 市が女性の視点を重視したのは、15年度にフェアが開かれた愛知と16年度の横浜で、来場者の7割を女性が占めたからだ。一方、誘致を担当する熊本市公園課の担当班3人は全て男性のため、PT結成を思い付いた。

 これまで3回、複数箇所にまたがる会場予定地を視察。立田山憩の森を視察したスポーツ振興課の野中愛子さん(33)は「知られていない植物の希少種は魅力的。トレイルランやクイズラリーを開けば多くの人を引き付けることができるかも」「使用できないアスレチック遊具があるのは残念」といった点に気付いたという。

 市動植物園では「外からトイレの鏡が見えない配慮がほしい」などの声が上がり、公園課の小林雅典主査(38)は「男性は普段、気に掛けない点」とPTの気付きを評価する。PTは今のところ、来年3月末まで活動予定。リーダーの田上晶恵さん(36)=農業政策課=は「前向きな会議を続け、役立つアイデアを出していきたい」と話している。(高橋俊啓)

(2018年7月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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