【建設資材展が開幕】JFEグループ5社が共同出展

 建設・土木の資材や技術、工法などを紹介する専門展示会「第3回建設資材展」(主催・日本能率協会、『メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018』内)が18日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。開催期間は20日までの3日間で、4万5千人の来場予定を見込む。

 鉄鋼関連ではJFEグループが昨年に続いて共同ブースを開設。JFEスチールとJFE建材、JFEシビル、JFE機材フォーミング、JFE商事テールワンの計5社が、一押しの商品見本や工法パネルなどを出品した。会場にはJFEスチールの那須七信専務執行役員やJFE建材の久保亮二社長らが視察に訪れ、自社製品を中心にPRした。

 JFE建材は、コンクリート使用量を軽減して施工期間短縮を図る砂防ダム向けの「J―スリットウォール堰堤(えんてい)」のほか、直径30メートル、深さ100メートルまでの立て坑を掘れる大口径向け「アーバンウォール工法」などをパネルや製品見本で紹介。地震で倒壊が相次いだブロック塀に代わる商品として、耐震性を高めた目隠しフェンスも出品した。

 久保社長は「アーバンウォール工法は首都圏で建設予定の浄水場に提案中。実績ができれば目標とするリニア中央新幹線工事にも売り込める」とアピール。「昨今は想定外の自然災害が頻発している。一歩前に出るJFEの技術をPRし、世の中の安心、安全に役立ちたい」と自社製品の普及に意欲を込めた。

© 株式会社鉄鋼新聞社