古河ロックドリル、油圧ブレーカの主力製品に超大型機種追加

 古河機械金属は18日、グループの中核事業会社である古河ロックドリルが、油圧ブレーカの主力製品「Fxjシリーズ」で超大型油圧ブレーカを開発し、8月から販売を開始すると発表した。従来モデルに比べメンテナンスコストの低減、耐久性の向上、打撃力アップ、高寿命化を実現。超低騒音仕様のため、騒音・振動によるオペレータの疲労も大幅に軽減できる。定価は5080万円(税別)で、初年度販売目標は5台。

 同社は、油圧ショベルのアタッチメント製品である油圧ブレーカにおいて、国内約40%のシェアを有しており、その主力製品として中・大型油圧ブレーカ「Fxjシリーズ」を8機種ラインアップしてきた。今回開発した「Fxj1070」は、同シリーズ最大となる超大型機種で、油圧ショベル質量65~110トンクラスに搭載することができる。

 超大型油圧ブレーカは、これまで国内において、岩石を破砕する砕石現場や大型土木工事で使用されてきたが、近年は首都圏を中心に再開発によるビルの地中基礎の破砕や老朽化した大型プラント、橋梁などの構造物の解体破砕にも用途が広がっている。

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