海星、打力で圧倒 17安打13得点 長崎東、勢い止まる 存在感を示した“夏の海星”

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 長崎県勢最多の甲子園出場を誇る“夏の海星”が存在感を示してきた。3試合連続コールド勝ちで3年ぶりに4強入り。主将の小林は「ここからが勝負」と何度も同じ言葉を繰り返したが、3試合計43安打、チーム打率4割4分3厘と今季の持ち味の打力を強く印象づけた。
 鮮やかな先制パンチだった。3回戦で前回覇者の波佐見を倒して勢いに乗る長崎東から初回に6得点。ビデオで相手の球種や配球を研究した上で「序盤につけ込む」というテーマを実践した選手たちに、加藤監督も「文句のつけどころがない攻撃」とうなずいた。
 9-0の六回に6点差にされたが、その裏に松尾倫の右翼ポール直撃の公式戦初本塁打を皮切りに、四球を挟んで長短5安打を集中。相手に流れを渡さずに試合を決める強さも見事だった。
 一方の投手陣は、加藤監督が「完投できるのがいない」と奮起を促すように、この日も登録5人中4人で継投。最速140キロ超の右腕荒木は温存できたが、万全とは言い難いのが現状だ。2番手で力投した小林は「5人全員の力を合わせないと上にはいけない」とあらためて“投手陣”で戦うと強調した。
 準決勝の相手は、前哨戦のNHK杯決勝で完封負けした長崎商。松尾倫は「自分たちが目指すのはあくまで甲子園。低めを見極めて、甘い球を逃さない」と打力での雪辱を誓っていた。