小児循環器内科存続を 心臓病患者母親ら熊本市民病院に要望

 子どもの心臓疾患を治療する小児循環器内科を小児科に統合する計画を決めた熊本市民病院(東区)に対し、重い心臓病の子どもを持つ母親らが18日、小児循環器内科を独立して残すよう求める要望書を病院に提出した。

 同病院は、子どもの心臓手術ができ、術後の治療も一貫してできる県内唯一の施設。しかし、一昨年4月の熊本地震で病院機能を一時停止。現在は外来と一部の入院診療を続けながら、再建を進めている。

 病院の再建計画によると、来年秋の新築移転時に診療科を現在の34科を28科に減らし、入院ベッドも556床から388床に縮小。「熊本の小児循環器医療の発展を願う会」の母親らは、小児循環器内科の統合に伴い、治療体制が縮小することを懸念している。

 同日は、同会の向井美奈子代表(32)=北区=ら10家族が病院を訪問。「小児循環器内科は子どもたちの命をつないでいる」と訴え、高田明院長に要望書を手渡した。

 高田院長は「子どもと女性に優しい病院を柱に再建する計画で、むしろ充実させたいと思っている。前向きに検討する」と理解を求めた。地震前に4人いた同科医師が2人に減ったことについても、「今後も医師確保に努める」と述べた。同会は今後、存続を求める署名活動などを検討していく。(林田賢一郎)

(2018年7月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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