ウナイ・エメリ新監督のもとで補強を進めるアーセナル。
ここでは、『sportskeeda』による「アーセナルの今夏の補強ターゲット5人」を見てみよう。
アンドレ・ゴメス(バルセロナ/ポルトガル代表MF)
ジャック・ウィルシャーが退団したアーセナル。アーロン・ラムジーにもその可能性があり、エメリ監督は中盤の補強を熱望している。
そこでパーフェクトな存在とみなされているが、アンドレ・ゴメスだ。
彼はダイナミックなMFであり、守備的オプションでも攻撃的オプションとしても活用できる選手だ。
メスト・エジルと似た素晴らしいパスを引き立たせるためのビジョンも併せ持つ。アーセナルにはスペイン語を話せる選手もおり、すぐにフィットできそうだ。
移籍確率:8.5/10
スティヴン・エンゾンジ(セビージャ/フランス代表MF)
かなりの長期間、アーセナルと噂になっているエンゾンジ。だが、クラブが会談を始めたのはこの夏だ。
これはエメリ監督の実践性によるものかもしれない。彼は獲得したい選手を確保するための時間を一切無駄遣いしたくないように見える。
前任者のアーセン・ヴェンゲルは、移籍手続きをぎりぎりまで遅らせる人物だったが、シーズンが始まる段階ではかなりの高コストになることがしばしばだった。
エンゾンジはMFとしてアンドレ・ゴメスと似た性質を持つ。ただ、彼はより守備的なMFであり、そこはアーセナルにとって改善が必要なエリアだ。
現在はグラニット・ジャカがファーストチョイスになっているが、その低調なパフォーマンスにサポーターたちは愛想を尽かし始めている。
エメリはエンゾンジとセビージャ時代にともに働いたことがあり、それが彼のロンドン行きにおいてキーになるかもしれない。また、すでにプレミアリーグでのプレー経験があるのも大きい。
移籍確率:7/10
クリスティアン・パボン(ボカ/アルゼンチン代表FW)
今夏のW杯に参戦した22歳のアタッカーは、苦しむチームのなかで光明となっていた。
メッシも「パボンという新たなパートナーを見つけた。彼は本当にいい選手だ」と絶賛したとされている。エメリ監督はそんな彼をロンドンに連れてきたがっているようだ。
パボンは速くてクイックなウィンガーで、DFたちの間をすり抜けていく能力を持つ。
彼はアレクシス・サンチェスの退団以降に活力を失っているアーセナルの攻撃に新たな広がりをもたらしうる。
ピエール・オーバメヤングやアレクサンドル・ラカゼットらアタッカー陣としては、パボンのようなチャンスメイカーは理想的な存在だろう。
移籍確率:6/10
バンジャマン・パヴァール(シュトゥットガルト/フランス代表DF)
W杯前の彼はポテンシャルを秘めた若きDFに過ぎなかった。
だが、世界最高の舞台で煌めくようなパフォーマンスを披露したことで、いま最も引っ張りだこな選手のひとりとなった。そして、アーセナル行きが噂されている選手でもある。
アーセナル守備陣に改善点があるのは明白であり、特にサイドバックは懸念材料だ。かつてはエクトル・ベジェリンが不動の右SBだった。だが、最近は調子が安定せず、エメリ監督は彼に確信を持てていない。
パヴァールはブンデスではCBとしても起用されるなど、優れたバーサタリティ性を見せつけた。
DFシュコドラン・ムスタフィの去就が不安定となっていることもあり、彼はまさにエメリ監督が求めているタイプの選手と言える。
ただ、アーセナルはすでにシュテファン・リヒトシュタイナーを補強しており、パヴァールが加入した場合にはCBとしてプレーする可能性も。
移籍確率:7.5/10
アンテ・レビッチ(フランクフルト/クロアチア代表FW)
彼もまたW杯前は単なる有望株のひとりに過ぎなかったが、本大会でブレイクした選手だ。そのパフォーマンスは素晴らしく、クロアチアの決勝進出に大きな貢献を果たした。
2016年以降はフランクフルトでプレーしており、49試合で8ゴール4アシストをマークしている。
レビッチはウィンガーとしてもストライカーとしてもプレー可能。そういった選手がいないアーセナルのようなチームにとっては非常に有用だろう。
ブンデスでは攻撃的MFとしてもプレーしたことがあり、様々なポジションで脅威になれることを見せつけた。
アーセナルでオーバメヤングやラカゼットと最前線のポジションを争うことは考えにくいが、チームに欠けているウィンガーとして、エメリ監督に重用されうるだろう。
移籍確率:4/10