【卓球】13歳木原が長崎制し、U21優勝<ITTF韓国OP 2日目>

*写真は2018卓球ワールドツアージャパンオープン荻村杯の木原美悠(JOCエリートアカデミー)

<ITTFワールドツアープラチナ・韓国オープン(大田)、2018年7月17日〜22日>

18日、ITTFワールドツアープラチナ・韓国オープンが2日目を迎え、U21準々決勝〜決勝、一般シングルス予選が行われた。

U21シングルスに出場した13歳の木原美悠(7月度世界ランキング85位・JOCエリートアカデミー)が見事ワールドツアーU21初優勝を決めた。

木原は福原愛、伊藤美誠と同じ、バック面の異質ラバー(回転に変化をつけやすいラバー)を活かした前陣速攻プレーを武器に、全日本卓球選手権大会ホープス・カブ・バンビの部(小学生の大会)を4度制覇し、ジャパントップ12の最年少出場記録を持ち(2015年に10歳で出場)、2017年の全国中学校大会では中学1年生ながらシングルス優勝を飾るなど、同世代の中でも頭一つ抜けている存在だ。

木原は準々決勝で14歳の大藤沙月(同62位・ミキハウスJSC)をストレートで破ると、準決勝で同世代のライバルで世界選手権の代表にも選出されている16歳の長崎美柚(同38位・JOCエリートアカデミー)と対戦。

試合はお互いに一歩も譲らない展開になり、最終ゲームへ。「変化の木原」は日本代表の先輩、伊藤美誠のような的確なコース配分と変化で戦い、一方の「パワーの長崎」は木原が持ち上げるように打球した甘いボールは全て女子離れした威力で攻めるも、最後は木原に軍配が上がった。

決勝は中国香港のSOO Wai Yam Minnieをフルゲームで下し、勝負強さを発揮した。

木原美悠 韓国オープン2日目の結果

<U21準々決勝>
木原美悠 3-0 大藤沙月
12-10/11-7/11-5

<U21準決勝>
木原美悠 3-2 長崎美柚
11-9/11-6/1-11/8-11/11-9

<U21決勝>
木原美悠 3-2 SOO Wai Yam Minnie(中国香港)
3-11/11-2/12-10/10-12/11-9

<一般予選>
木原美悠 4-0 LIN Chia-Hsuan(チャイニーズタイペイ)
11-8/16-14/14-12/11-9

文:ラリーズ編集部
写真:松尾/アフロスポーツ

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