JFE条鋼、「女性活躍推進ワーキンググループ」発足1年の活動報告会

 JFE条鋼(社長・渡邉誠氏)は17日、発足から1年経過した「女性活躍推進ワーキンググループ」(以下、WG)による活動報告会を本社で開催した。渡邉社長を含む全役員に向け、これまでの活動の集大成として報告を実施。女性活躍に向けた発表にとどまらず、若手社員全体が抱える課題など幅広い問題について経営層と闊達(かったつ)な意見交換を行なった。

 WGは「働き方改革」の一環として女性総合職5名による体制で昨年6月に発足。女性がより活躍しやすい職場環境の構築に向け定期的に活動してきた。

 具体的には日ごろ、メンバーが感じる課題や改善点についてディスカッションなどを行い、同社における女性活躍の阻害要因の抽出を中心に活動。昨年10月には北海道の鉄鋼業に携わる女性グループ「フェライテリア」との意見交換も行なった。フェライテリアは14年10月に「鉄の世界に女性視点で新たな世界を創り出す」ことを目指し、自然発生的に活動を始めた道内〝鉄女〟の有志団体。

 17日の報告会では最後に、渡邉社長が「女性活躍に向けた様々な阻害要因を感じ取ることができた。今後、このWGメンバー一人ひとりが、後輩社員へのロールモデルとなることを期待している」とコメントした。

 今回の活動報告も踏まえ、同社ではさらなる働き方改革を推し進める施策を通じ、従業員の愛着度向上を目指していく。

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