古河産業、道路標識などの点検作業向け効率化アプリを発売

 古河電工グループの古河産業は、道路標識や街灯など道路附属物の点検を支援するタブレット端末向けアプリの販売を8月から開始する。高度成長期に建設されたインフラ構造物の老朽化が進む中、点検業務に関わる人材不足・資金不足といった課題に対応して開発したもので、同システムを用いることで道路附属物の点検作業を効率化できる。

 今回開発した点検支援システムは、点検対象物の経度・緯度情報が入力された調書ファイルと、タブレット端末に接続されたGPSシステムを組み合わせることで、現在位置に近い場所にある点検対象物の写真を自動表示し、より効率的な点検ができる。また、タブレット端末のカメラを活用することによって点検現場で調書の作成業務まで行うことができる。

 アプリの開発およびマーケテイング活動は古河電工が行い、受注活動からソフト使用ライセンスの発行およびソフトのメンテナンス業務を古河産業が担う。

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