東北から西日本 来週も猛暑に警戒 厳しい暑さは8月上旬まで続く

20日間(6月30日~7月19日の)の平均気温平年差 出典:気象庁

 東北から西日本にかけては、27日(金)頃にかけて最高気温が35℃以上の猛烈な暑さが続く見込みだ。すでに猛暑日が一週間以上続いている所もあるが、来週も猛烈な暑さが続くことが予想される。体調管理にはより一層の注意が必要となる。

京都で7日連続38℃超え  猛暑日の連続記録更新も

20日午後2時半頃(香川県高松市。撮影=鈴木悠)

 東日本と西日本、東北地方は高気圧に覆われて、晴れて気温の高い状態が続いている。連日、35℃以上の猛暑日が続出し、体温以上の暑さになっている所もある。

 きょう20日(金)に最も気温が上がったのは、兵庫県豊岡市で38.9℃(午後3時現在)。福岡県太宰府市と京都市では38.6℃を観測し、京都では一週間連続の38℃超えとなった。また、高松市では、きょうで8日連続の猛暑日となり、7月に8日も猛暑日が続くのは観測史上初めてのこと。

来週も続く猛暑 8月初めまで高温傾向

この先1週間の各地の最高気温

 この先も東北から西日本にかけては、少なくとも27日(金)頃まで猛暑日となる所があり、気温の高い状態は8月上旬にかけて続く見通し。きょう梅雨明けした東北北部でも30℃を超える日が多く、暑さが厳しくなりそうだ。

 長引く猛暑で体調を崩しやすくなっているため、引き続き、熱中症などの健康管理や農作物の管理に十分な注意が必要となる。(気象予報士・多胡安那)

© 株式会社ウェザーマップ